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■飲ませ飲まされ…。
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こちらの巨大で肉厚な平目は、先日「のませ釣り」で見事に超大物を釣り上げたコシジ号のO様の釣果です。
長年専門でこの釣りをされてきたO様にしてみれば、70~80cmは年に1回は目にするレギュラーサイズかもしれませんが、この釣りを専門にやっている方の少ない当マリーナでは早々お目にかかれるサイズではありませんので、早速、検量・撮影させていただきました。
【8月29日(金)の釣果】
■平目(4.95kg/77cm)釣果の殿堂「平目の部」(正)殿堂入りです!
■こうやって海底に身を潜ませ小魚を狙っているのでしょうか。
今までのマリーナ公式記録は、2005年5月15日の4.5kg/76cmというものでしたが、今回のこの釣果で記録が更新されました。
春先の産卵で数多く浅場に上がってきている平目ではなく、この時期の深場での釣果は他であまり上がっていない分、貴重かもしれません。
ちなみに餌は、最近早朝に良く釣れている20cm前後の小ぶりなカマスを使用したとの事です。本当はアジの方が良かったらしいのですが、当日の朝はアジが釣れなかったため、仕方なく釣れたカマスを使用したそうです。
O様いわく、「アジでも何でも餌は大きな方が大きな平目が釣れる」そうです。ただ、大きな平目は個体数も少ないことが多いので、釣れる確立からいえば、小ぶりな餌で平均的なサイズを狙ったほうが無難かも知れません。
■一番下の黒いやつがそうです。大きさも色もずいぶん違い、迫力があります。
※「のませ釣り」とは、小魚を生き餌にして大型魚を狙う釣り方ですが、これがなかなか面白い釣りで、その面白さにマリーナ内でもこの釣りをやる方が増えています。
まずは、餌となる小アジやイワシなどを確保し(最近では釣具店でも生き餌の小アジを扱っているようです。)、市販の専用仕掛けに小魚の口と背鰭、もしくは口と肛門と言った具合に親針と孫針を付けます。(※人により1本針でやる場合と2本針でやる場合があり、針を付ける位置にも個人で違いがあります。)
後はそれを平目やスズキ、ブリなどがいるであろうポイントに投入し、ひたすら当たりを待ちます。
この釣りの醍醐味といえる部分は、やはり餌となる小魚の様子を竿を伝って感じられるところではないでしょうか。
ベテランになれば、「小魚が自由に泳いでいるとき、自分を襲おうとしている魚が近づいてきたとき、襲われて必死に逃げ惑っているとき、そして、丸呑みもしくは噛み付かれたとき」が、竿先の動きにより手に取るように分かるそうです。そして、喰いついた魚により前当たりも違うことから、釣れる魚の検討もつくというのですから驚きです。
■親針と孫針が口内にガッチリ掛かっていました!げんこつが入るくらいの大きな口です。
実際、そこまで極めていなくとも、ある程度釣りを経験したことがあれば、前アタリか本アタリかの違い位は大体分かると思います。
大体のイメージとしては「生き餌の投入→泳がせ→餌の動きに集中→前アタリ→本アタリ→合わせ」といった具合だと思いますが、その一連の作業が普通の餌釣りとは違い、なかなかスリルがあって面白い釣りだと思います。また、近年流行のルアー釣りと比べてもしゃくる必要がない分、いたずらに体力を消耗しませんし、何より、ルアーを泳がせるよりも本物の弱った魚を使っている分、フィッシュイーターへのアピール力は格段に違うはずです。
これからの季節、狙う棚によってブリや平目など大型の魚が狙えますので、ぜひチャレンジしてみてください!
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